いのけんブログ 

一度、うつ病になってしまったからといって人生が終わる訳じゃない。思考のクセを変えることにより人生は劇的に変えられる!そのヒントをこのブログで紹介しています。

自分の子どもがいじめられたら僕に何が出来るだろう


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テレビでいたましいニュースを見た。

昨年11月、仙台市で小学2年の女児がいじめられていることを苦にし、母親が無理心中をはかったと見られるというニュースだ。

 

父親によると、女児は昨年の5月から、同級生に無視されたり仲間外れにされたりといったいじめを受けるようになり、両親に「学校に行きたくない」と訴えていたという。

 

両親は学校に相談をし、学校もいじめの該当児童やその親に対し対応はしていたみたいなのだが事態は改善されなかったという。 女児は「つらい」「しにたい」というメモを両親に渡すようになり、それを苦にした母親が精神的に追い詰められてしまい体調を崩す。不眠などの症状で通院するようになっていた。

 

このお母さんがどんな思いで小学2年の自分の娘に手をかけたのか……
仕事を終え帰宅し、愛する妻と娘が変わり果てた姿になっているのを発見した時の、お父さんの気持ちを推し量ると僕は涙が止まらなかった。

 

 





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いじめられていることを親に言える?

僕には中1の娘がいる。
僕自身小学校・中学校の頃にいじめられた経験があるので娘がいじめに合っていないか心配だ。「いじめられていない?」と娘に聞いたりもする。娘の返事は決まって「そんなことされてないよ」。たとえいじめに合っていたとしても、親には言えないだろう。

 

思い返してみれば僕もそうだった

 

小学校・中学校のいじめられっ子時代、どんなにツラくても親に言うこと出来なかった。親に心配を掛けたくないという気持ちが強かったからだ。

 

あと、親に言えなかった理由がもうひとつある

 

親にいじめられていることを言った場合、親は学校に問題を解決するように訴えるだろう。そうなれば学校としては該当生徒を呼び出し事情徴収、そして「もう大石くんをいじめちゃいけないよ」という指導を行う、こういった展開になることは火を見るよりも明らかだ。

 

問題はこのあと、もし学校の先生が「もう大石くんをいじめるな」と言ったからといってあのヤンキーどもは僕へのいじめを止めるのか?止める訳がない。そんな生易しい連中なら、最初から僕のことをいじめていない。「大石がいじめられていると教師にチクった」あのヤンキーどもはそう思うに違いない。そして激高したヤツらは僕に更なる制裁を加えるだろう……。そう考えるととてもじゃないけど親には言えない。事態をこれ以上悪化させたくなかったのだ。

 

大人目線で見ると「いじめ問題を解決しなければいけない」と思うのだが、実際にいじめられている時は、このいじめという問題を解決するのは不可能だと思っていた。このいじめ問題を終わらせるには、転校するか自分が死ぬかしかないと思っていた。周りから見ると大したことないようなことでも本人にとっては死ぬしかないほどの大問題。勿論死んじゃあダメなんだけど、本人はそれくらい追い詰められているんだよ。

 

もし自分の子どもがいじめられたら僕には何が出来るだろうか

もし今、自分の娘がいじめられているとしたら、僕には何が出来るだろうか?いじめのニュースをテレビで見るたびにこのテーマについて考える。

学校に相談する?

そりゃ取り合えず学校には言うだろうが、特に期待はしない。だって教師が簡単に解決出来るのなら、そもそも学校でいじめは起きていないだろう。っていうか教師は既にこの問題を解決出来ていないのだ。これは教師を責めているのではない。教師をdisっている訳でもない。そもそも学校の先生にそこまでの責任を求めるのが酷なのだ。

 

それでは僕には何が出来るのだろうか?

僕に出来ることが3つあると思う

  • 子どもに寄り添う
  • 子どもの通学路に立って娘をいじめている子どもに笑顔で挨拶をする
  • どうしても解決出来ない場合は転校する

 

 

子どもに寄り添う

子どもがもしいじめに合っていた場合、そのことを親に伝えるのはとてもツラいことだ。これは私自身経験しているので痛いほど良く分かる。だから子どもに寄り添う時は、「100%お父さん(もしくはお母さん)はあなたの味方だからね」ということを伝えてあげる。あと大切なのは、「あなたにも問題があるのでは?」というようなことは絶対に言わこと。その言葉は子どもがもっと成長してから言ってあげれば良いのです。

寄り添う時に掛けてあげる言葉は「ツラかったね」「大丈夫だよ」「お父さんはあなたの味方だからね」の3つ

 

 


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子どもの通学路に立って娘をいじめている子どもに笑顔で挨拶をする

これは僕の知り合いの実体験なのですが、これを実際にしたら2週間程度でいじめがなくなったという話です。自分の子どもは嫌がると思いますが、これを行って実際にいじめがなくなったという成功事例は数多く報告されています。

やはり子どもは子ども、学校の先生は毎日接しているため舐めているとこをがあっても、知らないヨソの大人は怖いのです。勿論、子どもと言っても色々なタイプがいるので100%成功する訳ではないのですが、試してみる価値はあります。

 

どうしても解決しない場合は転校する

どうしてもいじめが解決しない場合は転校すれば良いんですよ。まぁ最終手段かも知れませんが、それで可愛い自分の娘が地獄のような苦しみから開放されるのなら安いものです。いじめられたら子どもは「死ぬこと」を考えてしまうほど悩み苦しみます。多くの場合ではこの問題は子ども自身の力では解決出来ません。自分の力で解決出来ないから苦しむのです。「もう転校しようか?」その選択肢があるということを子どもに伝えるだけでも、子どもは安心します。もし僕自身、この問題に直面した場合には「転校」の選択肢を手元に置いていたいと思います。

 

まとめ

いじめの問題は根深く、簡単には解決されません。しかもスマートフォンSNSの登場により、僕が子どもだった頃よりも複雑に陰湿になっています。この世の中からいじめがなくなるのが理想ですが、恐らくそれは難しいでしょう。いじめがこの世からなくならない以上、身近な人がいじめられた時の解決方法を知っておくことは非常に重要だと思います。このブログが皆様のいじめ問題解決の一助になれば幸いです。