朔日(ついたち)参りに行ってきました 朔日参りって何?作法は?ご効果は?
昨日は2月1日だったので近所の氏神神様である小島神社に朔日(ついたち)参りに行ってきました。昨年は月によって行ったり行かなかったりだった朔日参りでしたが、心機一転今年は毎月1日にはお参りに行こうと決めました。
僕は3年前に保険代理店として独立をしました。独立当初のまだ顧客数も売上も少ない頃、知り合いの社長さんが朔日参りを勧めてくれたのが朔日参りのことを知るきっかけでした。最初はただの験担ぎで行っていたのですが、朔日参りの効果があったのか売上も順調に伸びました。ただ僕という人間は忙しさにかまけてしまうことが多く昨年は2~3度しか行くことが出来ませんでした。
朔日参りの効果は自分が身をもって実感しているので今年はちゃんと毎月欠かさず行こうと思っています。開運効果も見込める朔日参り、皆様におススメする意味も込めまして解説をしたいと思います。
朔日参りの起源
日本では明治5年にグレゴリオ暦が導入されるまで太陽太陰暦が使われていました。この太陰太陽暦は月の運行を規準としているため1日が新月、15日が満月にあたります。占いが好きな方はご存知かと思いますが、新月は「新しいことを始める」のに適していると言われています。また満月は月の周期の中でクライマックスと言われており「収穫」に適していると言われています。ものごとには全てタイミングというものがあるのですが、月の運行周期を意識することによって我々は生活の中でちょうど良いタイミングを知ることが出来るのです。
なお、ご祈念をする際には、お願いごとをするというよりは、「感謝を伝える」「1ヶ月こういう月でした」という気持ちを伝えるのが良いそうです。
参拝する時の作法
それでは次に神社を参拝する時の作法について解説をいたします。
なおこれから書くのは特に朔日参りに限った作法ではないので、初詣の時なども参考にしてくださって大丈夫です。
- 入口の鳥居をくぐる前に会釈をし、気持ちを引き締めてから境内に入る
- 手水舎の水で心身を清める。
- 参道を通ってご神前へ進む
- 賽銭箱にお賽銭を入れる
- 二礼二拍手一礼の作法で拝礼し、会釈をしてから退く
※なお参道の中央は神様が通る道(正中/せいちゅう)であることから、通らない方が良いという意見があります。これに関しては諸説あるようで、ネットで検索してみても「正中通ることまかりならん」派と「真ん中通るなとかただのデマだしw」派がバチバチ火花を散らしているのが現状です。
ちなみに東京都神社庁は「真ん中は通らない方が良いんじゃないの」派のようです。
宗教法人 東京都神社庁HPより引用
参道の歩き方
神社では参道の中央を神様が通る道(正中/せいちゅう)と捉えることがあります。ですから、参道の中央を避けて進むのは敬意の表れといえます。また参道の中央を横切る際に、軽く頭を下げながら通ったり、中央で神様に向き直って一礼してから横切るという敬意の表し方もあります。
朔日参りの効果
私の勝手なイメージなのですが、朔日参りというと自営業者の方や企業の経営者の方が行っている印象があります。無病息災、家内安全、商売繁盛、生業繁盛などの験担ぎに朔日参りに行っているイメージがあるからです。
では朔日参りはただの験担ぎなのでしょうか?
私は朔日参りには験担ぎ以上の効果があると思います。
- 感謝する習慣が出来る
- 毎月、自分の行動の振り返りが出来る
- 神社は自然の中にある場合が多く、森の中を歩くことによってリラックス効果を得られ反芻思考を止めることが出来る。
- ひと月という期間を意識することが出来る
- 神様を前にすることによって謙虚になれる
これらのことは多くのビジネス書や自己啓発本で実行することを勧められていることです。それが朔日参りをすることによって実践することが出来るのです。つまり朔日参りをしたらご褒美として神様がご利益をもたらしくくれるのではなく、朔日参りをすることにより自分が良い方に変化、成長しその結果多くの成果が表れるということなのです。まぁこれはあくまで私の一意見なのですがね。ただ私自身が実践したところ効果はとても実感出来たのは事実なので、これを読んで下さった皆様も、是非朔日参りに行ってみて下さい。思わぬ成果が得られるかも知れませんよ。